多摩市周辺でみつけた変なものを紹介していく企画、もやもやクエスト記念すべき第10回です。今回のもやもやするものは、一本杉公園にある一本杉のモニュメントとその近くにある秘境「たまのさと」です。
多摩市の南の端にある一本杉公園。町名は「南野」と言います。以前は町田市だったそうですが、多摩市に併合され多摩市の「南」にあること、また町田市と多摩市にまたがる小野路と呼ばれていた旧地名から「野」をとり、「南野」となったそうです。この町名の由来が記載されたモニュメントは多摩市の各地にあり、『もやもやクエスト#7 聖ヶ丘のむじな』では聖ヶ丘の町名由来のモニュメントをご紹介しました。
今回は南野の地名由来モニュメントがある一本杉公園の取材に訪れたのですが、公園内に何やら異界に続くゲートの入り口のようなものがあるではありませんか。入り口には「たまのさと」と書いてあります。これはもやもやクエスト探検隊としては、突入するしかありません。ゲートをくぐってみると、そこは多摩丘陵の里山の暮らしをそのまま残したような梅林や炭焼き窯、焚き木置き場に続いていました。本当にここは東京なのだろうか?そして今は令和なのだろうか?私たちは異次元の空間に迷い込み、タイムスリップでもしてしまったのではないかという感覚に襲われます。
長い階段を登り、その昔、土方歳三や沖田総士など新撰組の隊士も通ったというかまくら道を歩いていくと、一本杉のモニュメントの方に抜けることができました。あと少しで駐車場に停めた車に戻れると思い、ほっとしたその瞬間!イラストレータータムラさんが「痛っ!!!」と声を挙げます。前を歩くシュガーKが振り向くと数匹の蜂が飛んでいるのが見えました。やばい!タムラさんが蜂に刺された!これは逃げるしかない!と本能が言っています。「タムラさん、大丈夫ですか?走れ、、、いや歩けますか?逃げましょう!!」なるべく蜂たちを刺激しないように、でも一目散に逃げてその場を離れました。
車に戻ってタムラさんの服を脱がせて背中を見ると、赤く腫れ上がった患部が確かに蜂に刺されたことを物語っていました。針は残っていなさそうでしたので、この日は家に帰ってシャワーを浴びて様子を見ることに。幸い大事には至りませんでしたが、数日経っても腫れがひかず、後日、皮膚科に行ったそうです。皆さんも、蜂に刺されたらすぐに皮膚科を受診しましょう。その方が安心です。
もやもやクエスト記念すべき第10回は、一本杉のモニュメントを取材に行って蜂に刺された夏の思い出の話になりました。引き続き、もやもやクエストをよろしくお願いいたします。
一本杉のモニュメントの場所(一本杉公園駐車場そば)
東京都多摩市南野2-14-1
たまのさと
東京都多摩市南野2-5-3
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