多摩市周辺でみつけた変なものを紹介していく企画、もやもやクエストの第4回です。今回のもやもやするものは、タウンハウス永山の集会所の前にある、黒いクワガタの様な形の不思議なレリーフです。

1981年の団地開設時のモニュメントで、当時はこのレリーフの下に深さ30cm程度の小さな池があり、レリーフの中央上部から水が出てレリーフを伝わって下に落ち、その水を循環させて池の水として再利用するという構造だったそうです。
その後、水の循環を止め、下の池は空堀状態になっていましたが、2012年に空堀を埋めてタイルをひいた今の小広場になり、レリーフも池の給水口という機能はなくなりましたが、構造部分はそのまま残ったそうです。その際にサビ腐食防止のために今の黒一色に再塗装されたそうで、最初の色が何色だったか今はもうわかりません。

このレリーフを教えてくれたのは、1971年の諏訪団地入居開始から半世紀以上続く和菓子のお店、青木屋 諏訪ニュータウン店の永井照章さんと昌子さんご夫妻です。

青木屋さんでは定番商品の武蔵野日誌のほか、草餅や桜餅、かしわ餅など季節のお菓子を提供されています。取材に伺ったこの日はちょうどイチゴの季節で苺大福が店頭に並んでいました。

お店の前にドリンクの自動販売機もあるので、お茶を買ってお店の前のテーブルに座っていただくことができます。いや〜絶品でした。見てください、この顔。

もうすぐ暖かくなってきますね。青木屋さんで和菓子を買って、永山さくら通りで桜を見つつお散歩しながらクワガタに会いに行くのはいかがでしょうか。本物のクワガタならかしわ餅が似合いそうですが、たまには桜餅や苺大福など他のお菓子も食べたいかもしれません。本当はクワガタではないかもしれないし。。。
謎のクワガタのレリーフの場所
青木屋 多摩ニュータウン諏訪店 東京都多摩市諏訪5−6−3–107(諏訪名店街内)
電話 042-374-2381
営業時間 9:00〜18:30 木曜定休
情報協力:青木屋 多摩ニュータウン諏訪店 永井照章さん・永井昌子さん
タウンハウス永山5-34住宅管理組合理事長 玉田和良さん
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