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  • 一樹 佐藤

もやもやクエスト#3 松が谷のおなか

更新日:2022年12月1日

 多摩市周辺でみつけた変なものを紹介していく企画、もやもやクエストの第3回です。今回のもやもやするものは、多摩センターからモノレールで1つ目の松が谷駅近くにある「おなか」です。遠くから見ると芝生の上になんだか黒い物体が見えます。近づくとそれが男性の胸部から下腹部にかけての彫像だということがわかります。こうした頭部や手足がない胴体だけの彫像をトルソーというそうです。

 

エコタローベンチ
松が谷のおなかとシュガーK

 プレートには「史雲 SHIUN」1980年 鈴木 徹 作とあります。鈴木 武右衛門という名前で活躍された彫刻家の鈴木 徹さんの作品のようです。鈴木 武右衛門は男性トルソーの作品を多数作っていて、その作品名は『雲』『星空』『蜃気楼』など、空や自然にちなんだ題名がついているそうです。

 史雲も男性トルソーを横たわらせることで、悠久の歴史の流れを雄大な空に流れていく雲に例えたものと思われます。(彫刻家 鈴木武右衛門のFacebookページの管理人の方にご意見を伺いました)

エコタローベンチの説明
「史雲 SHIUN」1980年 鈴木徹 作


 この「おなか」を教えてくれたのは、近くの鹿島団地商店街に昔からある「あづまや酒店」の店主 林 雅和(ハヤシ マサカズ)さん。いつも配達の時に「おなか」の前を通って何だかすごく気になっていたそう。


Green Bench TAMAのインスタアカウントの写真の一部
あづまや酒店

 あづまやさんも古くからある酒屋さんで、店内の木製の床やお酒の匂い、お店の前にある多満自慢のカップ酒の昭和の五百円玉と小銭しか受け付けない自動販売機はこの団地商店街の歴史を感じさせます。そのあり方は、時の流れに身を委ねつつ、移ろわざる逞しさを感じます。それはどこか「史雲」に通ずるところがあります。


 40年以上の昔から、この地に横たわり、人々の日々の生活を、お酒を嗜みながら見守り続ける男の姿が見えてきました。どっしりとした岩のように、そして時に空に漂う雲のように。


松が谷のおなかの場所


あづまや酒店 東京都八王子市鹿島4−1−110

電話 042-676-5191

営業時間 10:00〜19:00 水曜定休 GW・年末年始休み




情報協力:あづまや酒店 店主 林 雅和さん


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