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  • 執筆者の写真一樹 佐藤

もやもやクエスト#8 大塚公園の'88彫像群

更新日:3月1日

 多摩市周辺でみつけた変なものを紹介していく企画、もやもやクエストの第8回です。今回のもやもやするものは、大塚公園の'88彫像群です。



 多摩センター駅から北へ20分ほど歩くと、大栗川までもう少しという所に、72,956平方メートル(東京ドームおよそ5個分)の広大な広さの大塚公園があります。多摩モノレールの大塚・帝京大学駅から徒歩7分ほど。40台以上停められる無料駐車場もあり、車でもアクセスしやすい公園です。住所は八王子市の松が谷になります。



 松が谷にはコミュニティプレイスまつまるという、多世代の共生型交流拠点があります。2020年に一般社団法人コミュニティネットワーク協会によって、「多摩プロジェクト」の第1弾として開設されました。【まつまる】のカフェaeluでパーソナリティののりさんとゆきさんが収録をされているコミュニティラジオ「まつがやラジオ」(当時はまつまるラジオ)で、もやもやクエスト#3「松が谷のおなか」の記事を紹介して頂いたこともありました。



 「多摩プロジェクト」の第2弾として、多摩市の愛宕第二住宅旧みずほ銀行ATM跡地に【まつまる】のサテライト拠点として、2023年4月にデイサービスとカフェ・Barが併設されたコミュニティプレイスあたごがオープンしました。


 今回のもやもやするものを紹介していただいたのは、このコミュニティプレイスあたごで昼は介護士の顔で、夜はBarの店長の顔で働く佃友介さんです。佃さんは大塚のご出身で、子どもの頃はよくお友達と大塚公園で遊んでいて、奇妙な形をした彫像によじ登り、落っこちてケガをした子もいたそうです。大人になった今、振り返ってみると、あの彫像は誰がどんな意図で創ったものなのか不思議な気持ちがするというお話をしていただきました。


佃さんともやぴのイラストレータータムラさん

 八王子市は「彫刻のまちづくり まちは大きな美術館」というコンセプトで「彫刻を設置し、都市空間を利用したオープンギャラリーとする」「彫刻をとおした市民のコミュニケーションを図る」ことを目的に、1978年から1998年の20年間で100基の彫刻を市内に設置しました。そのうち冒頭の画像の3基が1988年に大塚公園に設置されました。


(冒頭写真左から『作品名』と作者。リンクは設置場所。)

八王子’88発芽』 作:五十嵐 芳三

』 作:酒井 良

作品’88』 作:田中 康二郎

 

 日本の介護福祉の現場をもっと良くしたいと、自分の生まれ育った地域の近くで八面六臂の大活躍をされる佃さんを育んだのは、仏像の様な優しさと多摩丘陵の自然の雄大さを併せ持った、大塚公園の彫像達だったのだろうなと思うお話でした。


大塚公園の'88彫像群のうちの一つ「発芽」


東京都多摩市愛宕4-53-1

電話 042-400-1330



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